第三部では、募集と一条校化問題という〈外部〉から見た専門学校の情況を考える。前編で募集、後半で一条校化問題を扱う。
全体が第一部、第二部の総括にもなっている。
前編:募集に繋がる教育改革はどうあるべきか
1 なぜ、「教育改革」は募集に繋がらないのか
1-1 何のための「教育改革」なのか
1-2 内向きになりがちな「教育改革」
1-3 方法主義になりがちな「教育改革」
2 なぜ、広報は「教育改革」に無関心なのか
2-1 お願い主義営業の問題点
2-2 「相手が願うこと」と「こちらが言いたいこと」
2-3 「わかりやすいこと」と「特色ある学校」
3 なぜ、企業は「教育改革」に無関心なのか
3-1 学生の人格に隠れてしまう人材能力
3-2 企業はパーソナリティ重視を前面化する理由
3-3 学生の個人評価(人材評価)が学校評価に繋がらない理由
4 なぜ、見学者は「教育改革」を避けるのか
4-1 「良い」学校は敷居が高い
4-2 まじめに勉強して結果が出るのは当たり前
4-3 学生にとって「良い」学校とは何か
5 なぜ、教員は「見学会」を成功させられないのか
5-1 「教える」教員は、「聞く」のが不得意
5-2 体験授業が、授業(説明)になり、勧誘にならない
5-3 内容に自信のある学校ほど、見学者の要求を聞き逃す
後編:大学全入時代における専門学校の生き残り戦略
1 大学全入時代とは何を意味するのか
1-1 大学の強みと弱み
1-2 専門学校の強みと弱み
1-3 全入時代において終わるもの、始まるもの
2 専門学校の「一条校化」問題とは何か
2-1 教育の質の問題
2-2 教員の質の問題
2-3 教員の質と教育の特長の問題
3 「専修学校の振興に関する検討会議(第1回:2007年11月7日〜第10回:2008年現在」(文科省)を読み解く
3-1 専門学校の一条校化議論はどうなっているのか
3-2 大学関係者は専門学校をどう見ているのか
3-3 どこに専門学校の生き残りの鍵を見出すべきか
総まとめ:討論(質問会)
大学全入時代の学校特色作りと、募集戦略・戦術をどう考えるのか
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